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Yae〜土と平和2010〜

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=Yae=

実行委員長のYaeさんは、すぐに裸足になってしまう人。
ステージに立つ彼女の足元を見てみると、やっぱり今年も裸足だった。

加藤登紀子さんと藤本敏夫さんの次女で、両親の理想とした暮らしを体現している彼女は、農家になる決意をした旦那さんと一緒に父の残した「鴨川自然王国」を引き継ぎ、田んぼ畑をしながら歌手活動をしている。
その暮らしは自然体。ひとり目の子どもが生まれたときから田んぼ畑はもちろん、ライブにも連れて歩き、母乳で育ててきた。

今では二人の男の子のお母さんがすっかり板についてきた感じ。フィナーレには2歳になる二番目の子をおんぶにだっこでステージに上がっていた。この子がよく食べよく遊ぶ元気な健康優良児。だっこしてステージに上がるのは大変だろうなあと思いながら、私は今年もシャッターを切っていた。

お母さんの登紀子さんもロックから民族音楽まで幅広い音のバックグラウンドを持っているが、Yaeさんの音のルーツも幅が広い。そして、日本の歌謡界で活躍してきた登紀子さんとは違う、インディーズ的な土の匂いのする曲づくりをしているのがおもしろい。ケルト、中東、ジプシー民謡などなど民族の香りがするものを混ぜ合わせ、楽器の生の音感を活かした音づくりをしている。血で歌うタイプのシンガー。

これはどこの言葉?と思うような歌を歌う一方で、自作の民謡を歌ったりもしている。
中には日本語の響きが美しい、叙情あふれる歌もある。
例えばこの曲は、懐かしい日本の田舎の風景が浮かび上がるようだ。


恋の花

そよふく風の色
何の色
君の頬 春の色
恋の色

やわらかな思い出よ
消えないで
最後の花びらを
惜しむかな

草まくらの匂い
懐かしき
君の髪の匂い
恋の花

遠くに見えるは
山の陰
遠くに聞こえるは
汽笛かな

茜色の空は
唇を
紅く染めてゆく
恋の花

やがて陽が落ちる頃
子供達の
笑い声 駆けてゆく
帰り道

最後の花びらを
惜しむかな
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