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いのちをつなぐ 渡良瀬の_c0201068_1111533.jpg


芦原に浮かぶ 遊水に
海を越えてやってきた鳥たちが羽を休める
また客人が来た
私たちの姿を見た鴨たちが
すーっと奥へ移動していった

渡良瀬川、思川、巴波川の3川が合流するこの地域は
かつて、谷中村のあった場所
田中正造が愛した、豊かな氾濫原
そこが銅の流入によって汚染されたのは、明治のこと
かの有名な足尾銅山の悲劇

農民たちは体に不調を訴え、国会へ直訴にいった
当時衆議院議員だった正造は、議会では話が進まない歯痒さから、天皇に直訴した
政府は治水の名の下に、谷中村を含む33km²の土地が遊水池になった
しかし実は
下流域の利根川に銅が流れ込まないようにするための対策に他ならない
住民たちの住まいは強制買収され、廃村に追い込まれた

谷中村の住民たちは、正造と一緒に意義を唱えた
強制移住、建物の取り壊しが行われたが、住民たちはその後も正造と共に抵抗を続けたが
国は遊水池工事に着手。
闘争の中で正造は死を迎える
最後の住人が谷中村を後にし、堤防は完成する

その後、土砂の堆積により、湖沼は埋まり
現在のような芦原が出現した
葦が群生しているのは沼地であるからだけではなく
水質の浄化をしているからだろう
汚染の浄化と共にここには
新たな植生が誕生するかもしれない

その時までここが
人の手に煩わされず
残っていきますように

望_c0201068_22585973.jpg


あなたを見るたび いつも 浮かんでくるのは
夢や 希望や 勇気

こんなに愛される秘密は
そんなあなたのやさしさにあるのでしょう

富士の女神さま
新しい年を迎えた地球に
平和の雪を振らせてください
# by kco_sawada | 2010-01-07 23:10 | おまけ
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自身がその変化となろう。
夢は必ず実現する。

2010 満月で明けた希望の年に
# by kco_sawada | 2010-01-03 13:47 | おまけ
◆ 地球の上に生きる〜アリシア・ベイ・ローレル_c0201068_1283374.jpg


10月19日。ずっと会いたかった人に会いにいった。

彼女の名前は、アリシア・ベイ・ローレル。

70年代、アメリカ西海岸で起こったヒッピームーブメントをつくった中の一人。
なんて書くと、彼女はきっと、いたずらっぽく笑いながらこう言うだろう。
「私は自分が心地よい暮らしをしてきただけよ」

1949年生まれのアリシアは今60歳。年齢よりもずっと若く見える彼女はとてもキュートで、全身から純粋な光を放っていた。
アリシアが生きてきたのは、アメリカ西海岸で生まれたヒッピーカルチャーの流れの中。高校卒業後、ヒッチハイクの旅に出た彼女がたどり着いたのは、カリフォルニアの北部にあるウィラーズランチ。そこでは、電気もガスも水道もない森の中で、100人程の人が自給的な暮らしをしていた。70年代の西海岸では、こういったコミューンがいくつも生まれていたのだそうだ。ベトナム戦争の衝撃から生まれた世界的な反戦運動。その先端を走っていたヒッピー達は、自然との共生の中に自分たちの生き方を探していったのだろう。ランチでの生活には、いろんな知恵と技術がいる。アリシアはそんな暮らしで学んだことを、一冊の本にまとめた。それが『Living On The Earth〜地球の上で生きる』。70年に出版されたこの本は、『WHOLE EARTH CATALOG』を創刊したスチュワート・ブランドの目に留まり、大ヒットしたらしい。そして、世界中でロングセラーを続けている。アーティストであり、ミュージシャンでもある彼女は年齢を重ねた今も、澄んだ目で、ギター〜流れるゆっくりとしたメロディーに、やさしく語りかけるような言葉をのせて、歌っていた。

実は私、アリシアの本もCDも持っていない。何年か前に雑誌で読んだ彼女のインタビューがとても印象的で、穏やかで温かくて、来日の声を聞く度に、いつか会いたいと思っていた。そんなわけで、彼女の歌を聴くのはこの日が初めてだった。
なのに、なぜだろう。とても懐かしい感じがするのだ。曲は、カントリーとフォークの香りを漂わせるアコースティック調。これに、ハワイの緩やかな時の流れが加わり、さらにアリシアの声が、そのメロディーを時間や空間を越えたものに変えていた。なにか、大きなものに包まれているような、そんな安心感。こういった感覚は何も根拠がないとき程、パワーが大きい。それは、体や魂が何かを受け取っているから。理屈ではないのだ。

アリシアの歌を聴いている間に、忙しく動いていた私の頭は静かになり、意識が心と体に向いていった。胸が軽くなり、ハートのチャクラが開いていくような、そんな穏やかで心地よい感覚が体に広がっていく。心が温かくなると体も暖かくなるのだろうか。一緒に見ていた私をよく知る友人と握手した時、「冷え性なのに今日は手が温かいね」と言ってくれた。そして彼女が後でくれたメールにはこうも書かれていた。「今日握手した人の手は、みんな温かかった」。きっとみんな、アリシアの歌で心が温かくなったに違いない。

この日、通訳をしてくれたのは平和活動家のきくちゆみさん。彼女とアリシアは平和活動を通じて知り合った友人同士。ゆみさんも『地球と一緒に生きる』という同じようなテーマの本を出していた。その表紙は、ハワイでパーマカルチャーの農園をつくり、自給的な暮らしをしながら女神の絵を描いている、画家の小田まゆみさん。私の大好きな 女神のひとり。
彼女達が出会ったのは、ハワイでのデニス・クシニッチ氏の選挙応援活動で出会ったのだそうだ。デニス・クシニッチ氏は、ブッシュ再選を問う前回の大統領選挙で、民主党の候補に立候補した人。著作をぱらぱらと読んだことがあるのだけど、すごく平和的というか、スピリチュアルな人だった。彼は平和省をつくることを提案していて、ゆみさんは彼との出会いがきっかけで、今も平和省の設立に向けた活動をしている。そして、今年コスタリカで開かれた平和省会議に参加した時の様子を、写真を交えて紹介してくれた。

コスタリカでは既に議会で平和省をつくることが決定していて、活動が本格的に動き始めているのだそう。会議の様子も活気にあふれていた。

そしてゆみさんは、ひとつの魔法を教えてくれた。それは、平和省会議で学んだという、心と頭を調和させる方法。まず、胸に手を当てて目を閉じ、考え事をやめる。そして、心臓に息を入れることを意識しながら呼吸する。心が落ち着いたら目を開け、最初に目の合った人と微笑み合う。すると、思考と心の声がつながって、そして心で周りの人とつながって、いがみ合いや対立がなくなるのだそう。早速会場でやってみると、なんだか不思議に、穏やかな気分。みんな魂の家族で、みんなつながっているんだね。

立ち見が出る程いっぱいになったネイキッド・ロフトは、そんな女神達のやさしい空気で包まれていた。
◆ 今年もありがとう!「土と平和の祭典2009」 その3_c0201068_20251691.jpg

◆ 今年もありがとう!「土と平和の祭典2009」 その3_c0201068_20475878.jpg


(写真:わくわく種まきランドと芝生エリア、種まき食堂&酒場)
*この画面は上下左右にスクロールします。

今年のわくわく種まきランドは、竹ジャングルジムが登場!
ビルの街の真ん中に、子ども達のフリースペースが登場しました。
高さは10メートルくらいはあったかな? みんな必死で登って大騒ぎ。てっぺんまで登ったのはいいけど、あまりの高さのせいか、竹にしがみついている子もいました。私はのぼってないんですが、後で、てっぺんからの写真を見てびっくり。ステージもテントも遥か彼方に小さく見える。うん、これは怖いよ、絶対。
でも登りたいよね。楽しいもん。青空に浮かぶアドバルーンに続き、今年初登場の傑作アトラクションでした。

こんなに大きなもの、つくるの苦労しただろうなあ。つくって連れた人達(バンブーファクトリーかな?)、ありがとう!

芝生エリアには、その他にも、自然育児友の会やナマケモノ倶楽部、9パン、非電化工房、ボディ—クレイなど、循環型の楽しい暮らし方のメッセージを発信しているブースがならんでいました。みんな芝生でゴロゴロしたり、のんびりご飯食べたり、ゆったりまったりお祭りを楽しんでくれていたみたい。スローでゆったりしていて、なかなかいい風景ですね。

さてさて、気になるご飯ですが、コチラも充実していました。
アースデイマーケットでおなじみの「みやもと山」、援農にも出掛けるオーガニックカフェ「油揚げ」、ベジタリアン豚骨ラーメンが人気の「Your Big Family」、種類豊富なスイーツをそろえた「みどりえ」など、人気のお店が軒を連ね、お昼時にはどのお店もお客さんでいっぱい。その隙間に滑り込みながら写真を撮っていました。「ちょっととらせてもらっていいですか?」とお客さんに声かけながらの撮影。オフィシャルカメラマンの強みですね。忙しい時間帯なので売り切れている商品も結構ありましたが、その分お客さんもたくさん写って、賑わいと臨場感は伝わるようになったかな。

◆ 今年もありがとう!「土と平和の祭典2009」 その3_c0201068_2046399.jpgどこのお店もおいしそうな上に、知り合いも何人か出していたりして、なかなかチョイスが難しい。いろいろ迷った末に、以前の職場の同僚がやっていて、料理教室仲間が手伝いに入っているマクロビオティックケータリングの「peace Deli」のカレーにしました。ですが、あと2、3人のところで、なんとご飯切れ。あと5分で炊けますという言葉を信じてしばらく待っていると、炊きたての玄米とベジカレーがやってきました。そしてボランティアのルミ&ジョーと一緒に、それぞれが買ってきた3種のカレーチェック。「菜食兼美」「カフェOHANA」、それぞれ違う味で、どれもおいしかったです。やはりカレーはやめられませんね(笑)。

写真を撮りながら会場をウロウロしていると、いろんなお客さんの声が聞こえてきます。
中でも印象に残っているのがこんな言葉。
「芝生があるのがいいよね」
「こっちの方がアースデイみたいだね」
みんな地球や仲間のことを思いながら、ゆったり過ごしてくれてるんだなと、なんだか嬉しくなりました。

そして、出演者の言葉で、「ああ、時代なんだな」と思ったのが、辻信一さんのこの言葉。
「昔、僕たちが日比谷公園に来るのはデモの時だったんだけど、あの時はコンクリートしかないと思っていたんだよ。でも、ここにも土があったんだね。僕たちの目には入っていなかったんだね」

叫び声を上げながら、怒りの拳をあげなければいけないと時もあるでしょう。
だけど、もしもそれができるならば、歓声の中で、喜びの拳をあげていたいもの。
そして、それが可能な時代になったと、改めて思うのです。

こんな時、この場所で生きている私たちは、きっと、とても
幸せ。
なのでしょうね。
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